- ゴツゴツデザイン
- コンパクトなサイズ感
- なのに7人乗り
まさにクロスオーバーSUV!
「クロスロードしよう!」を合言葉に2007年、満を辞して登場。
しかし、時代に合っていなかったのか、販売不振のため2007~2010までの3年間という短い期間で販売・生産が終了した悲しすぎる“迷車”
『ホンダ クロスロード』
ところが生産終了から10年経った今、その個性的なデザインにやっと時代が追いついた…
らしい。。。
ガミです。男子が好きそうなYouTubeやってます。
無骨ブームで人気沸騰中
このクロスロード 2010年に生産終了したのもあって、あんまり見かけないと思う。
ただ、ここ最近の恐ろしい勢いのキャンプブーム・無骨ブームもあってか人気がかなり出てきているらしい。
気になっている方も結構いるのでは?
という事で、私Gamiが実際に乗ってみて分かった事、メリット・デメリットを余すとこなくヒシヒシと伝えたいと思う。
クロスロードの購入を検討している方にとって、少しでも参考になれば幸い。
※あくまでゴリッゴリな個人的な意見なので、そのあたりは是非ともご理解頂きたい。
結論
結論から言うと、見た目めっちゃワイルドでカッコいいけど、車内めっちゃフツ〜。
メリットとデメリット
メリットとデメリットをまとめるとこんな感じ。
- フォルム・デザインがカッコよすぎ
- 希少性が高く人と被りにくい
- 意外とコンパクトで運転がしやすい
- 割と広いラゲッジルーム(荷室)
- まさかの7人乗り(いつ使うねん)
- 車内は決して広くない
- シートの質感が残念
- 車中泊は微妙(解決済み)
- 黒色はマジで大変
この車に向いている人とは
キミ、最高にかっこいいけど、いろいろかゆいところに手が届いていないよね...でも良いんだよ。キミのその見た目が好きだから、足りない部分はこっちで何とかするからね。
こんなご奉仕マインドを持ち合わせているアナタなら、きっと満足できる車だと思う。
もうぶっちゃけ、最近の車の利便性に敵うわけはない。
そのあたりは潔く諦めるべき。
決してクロスロードは悪くない。
歴史やグレード
まずはサクッとクロスロードのコンセプトやストーリーをおさらい。
3年半という短い生涯
1993年にホンダは、当時提携していたローバーグループから「ディスカバリー」のOEM車として初代クロスロードを販売。
なんやかんやあって、2007年に登場した2代目クロスロードが今のクロスロード。
「毎日の生活を積極的に楽しむ人のために」
をコンセプトに、いかにもクロスオーバーSUVらしいボディデザインでありながら比較的小さいボディサイズ。にも関わらずいざという時の3列シート7人乗り。というデザインと利便性の高さを両立させた、まさに幕の内弁当的な2代目クロスロード。
今の感覚で見ると売れそうな車だが、当時は時代が早すぎたのか売れ行きはパッとせず。月販目標3000台も3ヶ月以降は達成できなくなり、早々に見切りを付けられわずか3年半という短い生涯を終える。
初代クロスロード可愛いな、おい。
グレード一覧
そんな悲しいエピソードを持ったクロスロードのグレードがこちら↓
▼排気量1,800cc
①18L(FF)・・・燃費13.8km/L【193万円】
②18L X(FF)・・・燃費13.8km/L【199万円】
③18X(4WD)・・・燃費13.4km/L【225万円】
▼排気量2,000cc
④20X(FF)・・・燃費13.8km/L【222万円】
⑤20X(4WD)・・・燃費12.4km/L【248万円】
⑥20Xi(FF)・・・燃費13.8km/L【245万円】
⑦20Xi(4WD)・・・燃費12.4km/L【291万円】
詳しく見たい方はメーカーのカタログサイトへ
僕は「僕レベルのアウトドアなら4駆じゃなくても良いな」という事で、18L Xパッケージのグレード(②)
メリット
①圧倒的なフォルム・デザイン
やっぱりクロスロードと言えばこのフォルム、デザイン。
コレ、マジでコレ。堪んない。
彫刻家が一つの塊から一発勝負で削り出していくような、そんな力強さを表現
クルマのツボ
との事。
街乗りにもアウトドアにも馴染む、タフなデザインがほんと堪んない。
リアゲートを開けた状態の横顔とかもうほんと堪んない。
これ見ながら白飯三杯いける。
②コンパクトで運転もしやすい
- 排気量:1,800cc
- 重量:1,410kg
- 全長:4m28.5cm
- 全幅:1m75.5cm
- 全高:1m67cm
- 最低地上高:18.5cm
- 最小回転半径:5.3m
このタフな見た目とは裏腹に意外とコンパクトなのだ。
小回りが効く
最小回転半径5.3mというコンパクトな小回り。
「うお〜曲がれねえ!」なんて事は一度もない。
街中でも非常に運転がしやすい。最高だ。
バックがしやすい
お尻が短いダックスフンド体型だからか、想像以上にバックがしやすい。
もう業務用スーパーの駐車場だって怖くない。最高だ。
のんびりしたパワー
よく高速や山道を走るが、アクセルを踏んでからのレスポンスはのんびりだ。「嗚呼、時間がゆっくり過ぎてゆく。いつまでも走っていたい。」そんな気分にさせてくれる。最高だ。
燃費
街乗りだと10km/L前後。高速や田舎を走ると12〜13km/Lといったところ。
これだけは前に乗っていた車や人それぞれの感覚によるところが大きいから、人によっては微妙かもしれない。
個人的には思ってたよりも燃費は良かった。最高だ。
③割と広いラゲッジルーム(荷室)
3列目シートを倒した状態のラゲッジルームは絶妙なサイズ感で気に入っている。
車内の高さが無い分、リアの視界も確保しつつの荷物の積載はコツがいるが楽しい。テトリスやぷよぷよに青春を捧げた身としてはウデの見せ所。最高だ。
ルーフキャリアをカスタムするともっと余裕が出て楽しそうだが、いかんせん値段が高すぎて庶民には手が出せない。
④まさかの7人乗り(いつ使うねん)
なんとこのサイズ感で3列シート7人乗りという詰め込み具合。
おそらくほとんどのクロスロードで”開かずのシート”になっているであろう3列目シートの存在感。いつ使うねん。愛おしすぎる。
デメリット
①車内は決して広くない
やはりステーションワゴン。天井が低いため、車内が「広い」と感じる事はない。ただし、これは前車がフリードだったせい。フリードが最高にちょうど良かったせい。
クロスロードは悪くない。
②シートの質感が残念
なんだこれ?
あまりにも普通すぎる。
なぜだ?見た目はこんなにワイルドなのに、なぜシートのデザインはこんなにテキトーなのだ?
グレードによってレザータイプもあるらしいが、これはかなり残念なポイント。
でもクロスロードは悪くない。
悪いのはデザイナーだ。出てこい。
③車中泊は微妙
お待たせしました。
かゆい所に全く手が届いていない綺麗なフラットにならない問題。
突如として現れるデコボコと、セカンドシートとサードシートの間に生まれる謎の隙間が僕らの車中泊を邪魔する。
マジでシート担当のデザイナー出てこい。
オプションアクセサリー?で隙間を無くして平らにするボード付きのクロスロードもあるらしいが、出会うのムズ過ぎ。天然記念物かよ。
オオサンショウオかよ。
ちなみにGamiはこの隙間にちょうど良いサイズのクーラーボックスをシンデレラフィットさせ、その上からインフレーターマットを敷く事によって解決済み。快適な車中泊ライフを送っている。
④黒色はマジで大変
これはクロスロードだからって訳ではないが、アウトドアによく行く人で黒ボディの車をチョイスするならかなり覚悟しておいた方が良い。
汚れの目立ち方がハンパじゃない。
楽しい楽しい週一洗車生活が始まる。
渓流釣りで使うウェーダーが “洗車時” や “雨のキャンプ時” に活躍しすぎてビビっている。マジでこれはアウトドア好きなら一家に一台レベルで用意しておいて損はない代物。オススメ。
まとめ
- フォルム・デザインがカッコよすぎ
- 希少性が高く人と被りにくい
- 意外とコンパクトで運転がしやすい
- 割と広いラゲッジルーム(荷室)
- まさかの7人乗り(いつ使うねん)
- 車内は決して広くない
- シートの質感が残念
- 車中泊は微妙(解決済み)
- 黒色はマジで大変
とまあこんな感じで、かゆい所に手が届いてそうでなかなか届いていないホンダの迷車クロスロード。
個人的には工夫したり楽しみ甲斐のあるとても良い車だと思う。
シート担当のデザイナーだけは許さないけど。